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第46回最先端技術特別講演会のお知らせ

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第46回 最先端技術特別講演会
宇都宮大学テクノフォーラム21人間情報科学研究会 第18回特別講演会
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下記の通り講演会を開催します。是非ご参加下さい。

  日 時:2010年8月6日(金) 16:10~17:30

  会 場:宇都宮大学工学部・アカデミアホール

  演 題:「視覚とディスプレイ ~両眼立体視を中心に~」
  講 師:大塚 作一 教授
        (鹿児島大学大学院理工学研究科 情報生体システム工学専攻)

概 要:
 情報ディスプレイは、近年ますます身近な存在になっている。ディスプレイ
は、技術的な観点では最新の電子技術の結晶であると同時に、一方で、複雑な
人間の視覚特性を十分に考慮した設計でなくてはならない。そこで、今回は、
立体(3D)ディスプレイを中心に視覚とディスプレイの関係について研究成
果を紹介する。
 まず、人間の両眼立体視の基本原理について簡単に解説し、併せて、普段気
付かない人間の情報処理の複雑さについて、古くから知られている幾何学錯視
との関係を含めて研究成果の一端を述べる。
 つぎに、この知見を踏まえて、3Dディスプレイにおいて古くから知られて
いた奥行き知覚ひずみが、自然界に適応した人間の立体視機構と3Dディプレ
イが作り出す人工環境とのミスマッチによって生じることを示し、併せて、そ
の対策法を述べる。
 最後に、近年新しく開発された奥行き融合型の立体ディスプレイ(DFD)に
ついて、その基本的な動作原理と実用化に向けた各種プロトタイプ化の取り組
みについて簡単に解説する。DFDが、構造的には体積型の立体表示装置と似
通っているが、視覚的には両眼視差に基づく動作原理となっていることを示
し、視覚疲労についての評価例や他方式との関連性についても述べる。

問合せ先:春日正男(宇都宮大学大学院工学研究科 教授)