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人間情報科学研究会 第17回特別講演会のお知らせ

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宇都宮大学テクノフォーラム21
人間情報科学研究会 第17回特別講演会のお知らせ
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下記の通り講演会を開催します。是非ご参加下さい。

  日 時:2010年7月9日(金) 13:00~14:00

  会 場:宇都宮大学工学部・アカデミアホール

  演 題:「Computer Animation in Science, Mathematics, and Art」
  講 師:Prof. Nelson Max
        (University of California, Davis / Livermore)
  概 要:
本講演では、教授がこれまでに製作したコンピュータアニメーションフィルム
とその製作手法を紹介する。

[紹介予定作品]
"Turning a Sphere Inside Out"
"Homage to Hilbert"
"Carla's Island"
"Echoes of the Sun"
"Light Beams" and "Sun and Shade"

 講師紹介:
ネルソン・マックス教授は、世界的に著名なコンピュータ・グラフィックス
(C・G)作家の一人である。1967年にハーバード大学で数学の博士号を修得、
1969年以後、C・Gアニメーションに取り組んでいる。その作品のほとんどは、
カリフォルニア大学(UCLA)付属のローレンスリバモア国立研究所(LLNL)で
の研究・教育のかたわら、同研究所のスーパーコンピュータ、CRAY-1によって
制作されたものである。最初に、1970年代前半には、トポロジー(位相数学)
の教育用映画のシリーズを制作。その専門の数学の分野において、はやくも、
その科学的にして、詩的な映像で注目を浴びた。1970年代後半から1980年代に
は、生物学へのC・Gの応用を考え、DNAの分子構造のシミュレーションを次々
に発表し、“DNA男”の異名さえあった。その他、自然界の光と影のシミュレー
ション等の分野にも制作の範囲を拡げている。しかし、日本では、1985年のつ
くば科学博で人気を誇った富士通パビリオンにおける、世界初の立体オムニ
マックス方式(全天周立体映像)による、「ザ・ユニバース」のコンピュ-
ティング・ディレクターと言った方が、一般には通りが良いかもしれない。ま
た、大阪・花の万博の富士通パビリオンのためのアニメーションを制作するた
めに、長期滞在中もされた。いったい、彼の作品は、基本的には、科学者とし
ての純粋な研究のためのシミュレーションとして作られたものであるが、その
作品は生半可な“C・G作品” には、はるかに及ぶべくもない体験を与えるもの
である。それは、この自然界の玄妙にして、時に眩惑的な数理公式の美の実在
を垣間見せる。そこにあるのは、感性と理性の二元論ではなく、単なる自然の
美しさでもない。明らかにそれは、彼にしか達し得なかった世界観でさえある
のだ、と言われている。