受賞報告(伊藤聡志研・伊東賢治さん)
下記の通り、伊藤聡志研究室の伊東賢治さんが受賞されましたのでお知らせいたします。
受賞おめでとうございます。
受賞者:伊東 賢治(情報システム科学専攻 2年)
学会等大会名称: 2014年映像情報メディア学会冬季大会
受賞名: 学生優秀発表賞
受賞年月日:平成27年8月27日
受賞対象:著者 伊東賢治,伊藤 聡志,山田 芳文
「マルチスケールeFREBAS変換を利用したMR画像の圧縮センシング」
受賞論文内容
磁気共鳴映像法(MRI)の撮像時間を短縮する方法として圧縮センシング(compressed sensing)がある。圧縮センシングをMRIに応用する場合に、MR画像は一般的にスパース性を示さないため、スパース性を与える関数を必要とする。
本研究では、スパース性を与える関数として当研究室が提案するeFREBAS変換を利用する方法について検討を行った。展開スケールを自由に変えることができるeFREBAS変換の特徴を利用すると観測行列とスパース性を導入する関数との間のインコヒーレント性を顕著に高めることができる。7種類の展開スケールを使用した結果、単一の展開スケールを使用する場合に比べ、再生誤差が大幅に軽減され、鮮鋭度の高い画像が再生されることを確認した。
受賞にあたって一言
この度は、「2014年冬季映像情報メディア学会冬季大会」において、学生優秀発表賞を受賞することができ大変光栄に思います。また、受賞にあたり日頃からご指導頂きました伊藤聡志先生、研究室の皆様には大変感謝しております。この受賞を励みに、さらなる研究の発展を目指し、努力していきたいと考えております。