印刷媒体への電子透かしに関する研究

背景と目的

 電子透かしとは,デジタルコンテンツの画像などに目に見えない形で情報を埋め込む技術のことである.電子透かしを用いることで著作権を持つ画像においては著作権の主張をすることが可能となり,風景などを撮影した画像においては撮影日時や撮影者などの情報を画像に保存することが可能となる.  しかし,これらは全てデジタルコンテンツにおける利用である.アナログコンテンツにおいて付加情報を関連付ける際には,QRコードやバーコードが広く利用されている.これらの技術は,印刷スペースを必要とすることや印刷物そのものへのデザインの影響を考慮しなければいけないという問題点がある.この問題点を解決するために,アナログコンテンツに電子透かしを埋め込む技術の要望が高まっている.  本研究室では,アナログコンテンツの1つとして印刷媒体に電子透かしを埋め込むことを目的に研究を行っている.

提案手法について

 提案手法の流れについて説明する.提案手法ではまず,デジタルコンテンツに付加情報である電子透かしを埋め込む.電子透かしを埋め込んだ画像を印刷することで,画像を一度アナログコンテンツに変換する.印刷した画像をデジタルカメラで撮影し,再度デジタルコンテンツに変換する.一連の処理を行った画像から電子透かしの抽出を行い,正しく抽出されているかの判定を行う.正しく抽出することができれば,提案手法を用いることで印刷媒体に電子透かしを埋め込むことが可能となる.

シミュレーション結果

 現時点では,埋め込んだQRコードを約8割ほどしか抽出することができない.この結果では,正しく付加情報を抽出することが不可能であると考える.より正確に電子透かしを抽出するために,埋め込み方式の改良などの検討を行う必要がある.

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Last-modified: 2016-06-17 (金) 08:57:51 (1481d)