当研究室では視覚、聴覚、触覚を主体とした多感覚の融合に関する研究を行っています。
対象は多様で、認知・感性を含む分野としており、
社会のため、人のためになるような研究をしています。
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ディスプレイの色域(色を再現できる領域)について研究しています。
色域は、広いほど良いとされていますが、どのような色域が人間にとって「見やすいか」、「好ましいか」などといった研究はあまりされていません。
そこで感性評価的観点から、超広色域のディスプレイにおいて最適な色域を探ることを目標としています。
物体の視認の際、水晶体を通じて外部の光が眼球内で散乱し、網膜上に投影された物体に光が重なることで視認性の低下が発生します。
この眼球内で散乱した光を眼球内迷光と言い、まぶしさ感の原因となっていると言わています。しかし、眼球内迷光量を定量的に測定する装置の多くは研究段階です。
よって本研究では、自覚的手法の一つである心理物理学的手法を用いた眼球内迷光の定量的な測定を行う装置の開発を目的としています。
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近年、LEDを利用した照明器具の増加に伴い、従来光源には無かったグレア(眩しさ)を訴える問題が発生しています。
この研究では、プレーに影響を及ぼさないようなLEDの明るさを定量的に明らかにすることで、選手達が快適にプレーできる環境作りに貢献することを目標としています。
ディスプレイ上において、色弱の人に見やすい色表示システムの構築を目指しています。
個人の色の見えに対応したディスプレイ表示を模索することで、
色覚バリアフリーを実現することが目標です。
服の柄や色に関わらずファッションコーディネートを1次元的な尺度で表現をするための研究をしています。
尺度としては、上衣と下衣の印象の差、つまり「対比印象(コントラスト・インパクト)」を用い、柄物を着せたボディを対比印象が等しい輝度対比刺激対に変換することにより新たなファッションの「ものさし」を作成します。
近年のLED技術の進歩により、LED照明は物体認知に大きな影響を与えるようになってきています。
この研究では、布地質感の感性評価と照明特性の関係について研究しています。