受賞報告

・優秀発表賞
「布地回転映像における“やわらかさ・かたさ”判断要素の検討
 -布地呈示領域と面積の影響-」

・受賞報告 寺島聖明さん

 下記の通り、石川研究室の寺島聖明さんが受賞されましたので、お知らせいたします。
  受賞者:寺島 聖明(テラシマ キヨアキ)     
      情報電気電子システム工学プログラム(情報工学科出身)
  受賞名:優秀発表賞
  学会名:第22回日本感性工学会大会(JSKE)
  発表題目:布地回転映像における“やわらかさ・かたさ”判断要素の検討-布地呈示領域と面積の影響-
  受賞年月日:令和 2914

・受賞論文内容

 本研究では、布地回転映像の提示領域や布地面積を変化させた刺激(具体的には、布地ドレープの中央部のみを提示する内側提示と布地ドレープの周辺部のみを提示する外側提示)を用いて布地質感評価実験を行うことで、 “やわらかさ・かたさ”に関する判断要素の検討を目的とした。 その結果、内側提示よりも外側提示の方が正確な評価ができており、外側提示では、小さな布地面積でも評価が可能である布地が多く存在したことから、“やわらかさ・かたさ”を判断する際、布地を中心視ではなく周辺視で捉えている可能性が示唆された。 また、評価を行う際、布地ドレープの輪郭が視覚的な評価に影響を与えていることが示唆された。

・受賞にあたって一言

 今回、「第22回日本感性工学会」において優秀発表賞を受賞することができ、大変光栄に思います。今回の受賞で日々の研究成果が実ったことを嬉しく思います。 日ごろから厚いご指導を賜りました石川先生をはじめ、受賞研究の関係者の皆様に感謝を申し上げます。今後も研究の成果が少しでもお役立てできるように精進していきたいと思います。