受賞報告

・優秀発表賞
  「布地表面の伸縮変化の様相と伸縮性評価の関係」

・受賞報告 平祐樹さん

 下記の通り、石川研究室の平祐樹さんが受賞されましたので、お知らせいたします。
  受賞者:平 祐樹(タイラ ユウキ)     
      令和2年3月修了生
  受賞名:優秀発表賞
  学会名:映像情報メディア学会メディア工学研究会 学生研究発表会
  発表題目:布地表面の伸縮変化の様相と伸縮性評価の関係
  受賞年月日:令和 228

・受賞論文内容

 本研究では、布地の伸縮性を認知しやすい映像提示技術の開発として、布地の伸縮性について視覚評価実験、視触覚評価実験の評価結果と布地表面のオプティカルフローの測定結果から評価と布地表面の様相との関係性を検討した。 測定結果より、布地表面の位置によってオプティカルフローの変化量が異なることが明らかとなり、実験結果より、布地表面のオプティカルフローの変化量によって評価の傾向が異なることを明らかとした。 また、視触覚評価とのマッチングから伸縮性評価における最適条件を明らかとし、布地表面の様相を測定することで布地の伸縮性評価を予測できる可能性が示唆された。

・受賞にあたって一言

  今回、「映像情報メディア学会メディア工学研究会」において優秀発表賞を受賞することができ、大変光栄に思います。 布地の伸縮性についての提示方法の検討は私から新規研究として始まったため、実験設計や装置開発など苦労する部分も多かったですが、一定の成果を得ることができて安堵しております。 日ごろから厚いご指導を賜りました石川先生ならびにご協力いただいた方々に深く感謝を申し上げます。今後も、この研究が更なる発展を遂げていくことを心から願っております。